東京・新宿の備品無料の格安貸し会議室『新宿セミナーオフィス』 運営オーナーが日々の出来事から考える
410円タクシー 6%増収
日本交通など「ちょい乗り」効果 都内実施半年
日経新聞のそんな記事から、考えてみました。
こんにちは。
新宿で備品無料、格安で貸し会議室を運営しております、新宿セミナーオフィスです。
貸し会議室運営もなかなか競合が多く、大変ではありますが、日経新聞でいろいろな記事を見ながら、日々考察する毎日です。
タクシーって普段全く使わないんですが、値下げ、というキーワードから、今回考えてみました。
弊社が運営している貸し会議室も値段の調整でいろいろ売り上げが変わったり、というのもありますし。また地域によって、東京駅なのか、新宿駅なのか、あるいは、名古屋、大阪なのか、それでも値付けはまちまちで、
どう根付けられるのかなという、一参考までに考えてみました。格安が全てではない、ということも含めて。
ただタクシーという交通事情が関係してくる商品上、これまた地域による、東京、新宿、と名古屋といったところでは違ってくるのかな、という気もしないもないですが。それも貸し会議室も、一緒ですね。
記事によると、初乗り料金が「2キロメートル730円」から「1.052キロメートル410円」に下げられた、とのことです。
あと、加算する料金もかわって、「280メートルごとに90円」から「237メートルごとに80円」に変更。約1.7キロメートルまでは従来よりも運賃が安くなった、とのことでした。
その結果、営業収入で伸び率は6.8%とのことでした。
すばらしいですね、上がっているのは。
さて簡単にどういった変化かといえば、初乗り料金にしろ加算料金にしろ、細かく区切った、ということですよね。
そうなった場合、これまでより細かく使う人が使えるようになる、というのは、当然でしょう。実際、そういったお客さんもいるようで、ちょっとした距離を乗れるようになったんで使います、と。
この利用の小分けというのは、細かいお客さんが増えるのと、単価も上がるというパターンがありあますよね。売れる売れないは別として、値付けとしては、割り高に持っていけるはずです。タクシーや貸し会議室に限らず、どんな商品でも一緒です。
弊社のやっている貸し会議室だって、通常どおりオフィスビルとして賃貸したら、月20万円として、それを時間を小分けして、切り売りしていったら、常時埋まってなくても倍くらいの金額がはいっている、というようなことです。
小分けにすることで、割高にできるから儲かると。時間単価からしたらだいぶ上がりまよね。
その時に、あとは元の区分けから、細かくして値上げした時の区分けで、利用人数がどうなるか、という掛け算になるかと思いますが。とくに、長時距離利用で影響が出てくるものと思います。単価が上がった分、初期料金の値下げを食っていくわけで。その閾値が何キロ以上、というのがありました。
新規の利用者は、この閾値で安くなる側で開拓されていくわけですよね。
で、タクシー業界のひとつおいしいところは、全社一律、というところですよね。
じゃぁ、顧客をどうつなぎとめるか、という観点からしたら、接客だとかなんだかとか、があるのとおもいますが、価格競争がおこらない、というのは、他業種に比べておいしいところでもありますね。
どう差別化するかは、難しいところですが。よくテレビで見るなんとかタクシーなんて、丁寧に接客してますが。
で、差別かの方針を考えるうえで、もうちょっと消費者の利用姿勢、心理、というのを考えた場合、タクシーってどういう性質の商品なんだろうか、と。
タクシーに乗るのはちょっと贅沢だけど楽をするため、というウォンツの商品ではなく、使わざるを得ない、というニーズの商品のように思います。
移動するのに、電車、バスがないところだったらタクシーに乗らざるを得ない、とか、深夜公共交通機関がストップした時間帯なら、使わざるを得ない、といった感じで。
お金あって楽するために乗る、というのは、ごく一部なんじゃないでしょうか。
お年寄りもよく使いますが、遠くまであるけないから使わざるを得ない、というニーズですよね。必要性です。
で、そのニーズをより求めてくるお客さん、でお金を払いやすい人、というのは仕事での利用、である気がします。
要は、切実に使わない解けない、かつ、自分のお金じゃない人。会社のお金で乗れる人。
で、急ぎ移動しないといけないので、建前上、仕方なく、と。
タクシーチケットなんて、その点いいですよねぇ。
これまた先の話で出てきたトヨタに就職した同期のはなしなんですが、すごいですよー。入社何年もしない若造が、取引先の部長捕まえて、「飲み会があるんですよ」、とか言うらしいんです。
で、結局のところ、何言ってるかというと、「足がないからタクシーチケットちょーだい」って。
いや、もう十何年も前の話ですからね。
コンプライアンスの観点からしたら、今の時代だったら完全にアウトです、アウト。けど、もう十何年も前のはなしですから。
時効です、時効w
私の場合は、某企業で設計業務をしていた時に、トラブルの緊急対応で終電もなくなって、タクシーチケット、ってなりましたが、なぜか、そういう時に限って、車で来てたり。。まぁ、そういうトラブルが予想されたんで、というのあったんですが。。
逆にいらないっていう言い訳を作るのにこまっちゃいました。じゃぁどうやって帰るんだってねw
なーんてタクシーチケットは、いろいろあるわけですが。
現行業務の貸し会議室には、全く関係ない話ですが。
で、このタクシーチケット、ほんとに影響は大きいらしく、中小のタクシーチケットを使うような企業と提携していないところは、長距離料金の売り上げが落ち込んでいると。
一般客としては、値上がったんで、長距離というのに抵抗ができてしまったんでしょうか。
単価が上がっているのにマイナスということは、利用数からしたら値上げ分以上にマイナスになっているわけで。
逆にタクシーチケット=会社の金で乗れる場合は、値上げなんて気にする必要はありませんから、今まで通り乗っちゃいますよね。
そうなったら、確実に値上げ分は儲かってしまうと。長距離がの売上が上がったっていうのが、利用数はとんとんで、単価が上がった分だけなのか、利用数も単価も両方があがったから、なのかは不明ですが。
思うに、結局小分けして乗りやすくなった人もいれば、その分値上げになって長距離が減った人もいれば、というところで、終電を逃した、なんていう究極のニーズ利用であるところのタクシーチケットが使える使えないで、各社明暗が分かれてしまったと。
これは切実ですね。ほんとに。
タクシー=贅沢な乗り物、ではなく、使わざるを得ないニーズ商品と考えた場合、どういった戦略があるのでしょうか。
タクシーチケットも、支払い方法という手段でもって利用されていますが。
実は弊社のような格安貸し会議室でも、この支払方法というのは一つの方法に挙げられています。問い合わせの際に、クレジットはだめですか、というのがちょくちょく。これできるようにすれば、またお客さんも増えるのかな、とか。
どこどこタクシーのように、おもてなしのようなサービス以外に、もっと切実な人用のサービスもないのかな、とおもいました。
商品の性質を考えると貸し会議室はどういった商品かっていえば、簡単です。ニーズ商品。
仕方なく使う、使わざるを得ないから使う、という性質の商品でしょう。レンタルオフィスなんかもそうですね。
そのなかにちょっとでも見栄えを良くしたい、というウォンツが、高級な会議室を選ぶという行為につながるのでしょう。
それを間違えて、内装をえらいこと考えて凝ってやれば、それなりの値段でもくるんだろう!という方針でやっているところが続かないのを、実際に見てきてます。
入口は、使わざるを得ないから、ですね。
さてそういった観点から、商品、値段の設計をどうしたらいいのか、というのを考えると、今後どういう展開が必要なんでしょうか。
ただの格安貸し会議室から脱却できるのかな。
新宿の備品無料、格安貸し会議室 新宿セミナーオフィスでした!
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