東京・新宿の備品無料の格安貸し会議室『新宿セミナーオフィス』 運営オーナーが日々の出来事から考える
グリコ、おしゃれな「健康アイス」 自己否定からヒット商品
日経新聞のそんな記事から、考えてみました。
こんにちは。
新宿で備品無料、格安で貸し会議室を運営しております、新宿セミナーオフィスです。
貸し会議室運営もなかなか競合が多く、大変ではありますが、日経新聞でいろいろな記事を見ながら、日々考察する毎日です。
食品の話になっちゃうんで、あんまり新宿という土地や、貸し会議室、という業態には全く無関係と思われるかもしれませんが、、、まぁ、そうかもしれませんw
ただ、この商品の開発姿勢というのは、どういった商品にも通じるものがあると思いますので、今回取り上げてみました。
そのキーワードは、「否定」です。
否定は重要です。否定しないと、次には進めません。で、他社(者)を否定するのは誰でもできます。
自己否定。
これが、重要です。
まぁ、企業ですと、自社の否定といっても、担当者としては、担当部署ごとに分かれているので、人間自身ではなく、他部署を否定することになりますので、厳密には自己否定、という感じではありません。
が、幹部からしたら、自己否定ですね。部署関係なく、会社全体を見ているわけですので。
で、この記事のグリコが行った健康アイスというのは、いったい何を否定したのか。
まぁ、否定ばかりでははなく、ちゃんと分析もあるので、その要因を抜きがしてみます。
具体的にどうした、という記載はありませんが、残念ですが。。
第1はトレンドの見極め。
まぁ、これはどこでもやりますよね。ただ、どこまで深くやっていくのか、というのは、重要ですし、それがその会社のリサーチ力になってくるんでしょうね。
調査というのは、もともとの着眼点がしっかりしてないと、全く関係ない結果しか出てきません。
これはおそらく、市場の動向にしろ、技術の話でも、同じことなんだとおもいます。
何を切り抜くのか、何にフォーカスするのか。同じデータからでも、プロットの仕方で全く違った見え方ができます。
それができるかできないか。それが調査能力なのかと。
第2は既存商品の欠点や限界をきちんと認めたこと。
これ!重要ですよね。
認めること!
いやー、人は自分のダメなところ、うすうすわかっていても、他人から指摘されちゃうと怒るでしょう。それは、認めたくないから。
素直に認め、受け入れるところから改革が始まります。改革という、自己否定ですね。
グリコさんも、これをしなかったら商品のリニューアルを行うこともなかっただろう、とのことです。
これが一番のきもだと、個人的には思います。
第3に社内でのカニバリズム(共食い)をおそれなかったこと。
この共喰いというのは、メーカーさんのきわめて悩ましいところですよね。
私がサラリーマン時代に身近に聞いた話なんですが。。
プリンターで有名なキャノンさん。
キャノンさんに限らず、プリンターメーカーって、レーザープリンターとインクジェットプリンターという方式の違ったプリンターを持ってます。
レーザーというのは主にオフィス向け。インクジェットというのは、一般家庭向け。
大きくは信頼性や、画質、そしてコスト、といった部分で、それぞれビジネスで使うか、趣味で使うか、みたいな。
大体そんな感じで考えてもらえばいいのですが、そこに、インクジェットがレーザーの機能をもっちゃった!なんてものを開発したから、大変です。
要するに、インクジェットが自社のレーザーをくっちゃうぞ、と。
それで、キャノンがしたことは、そのインクジェットを他社が開発してくるまでお蔵入りにしたそうです。
インクジェットの方が、いろいろと儲からなんですよ。
レーザープリンターの方が、儲かるようにできているんです。もともとビジネス向けですから。
プリンターは消耗品ビジネスなんで、インクよりトナーの方が儲かるんですよ。
で、自社内で、コンセプトの違う商品が、他の商品をくっちゃったらどうなるでしょう。
利益率がいい、というのなら、他社が出していないようであれば、自社も他社もくっちゃえ、なんてことになるかとおもいますが、利益率が悪い、なんてことになったら、ねぇ。
この新商品アイスは、既存のアイス商品を扱っている部署の全面応援を受けたそうです。
通常のアイスが、健康アイスにとってかわられる可能性もあるわけで。そんな中、他部署を応援できるというのが素晴らしい組織なんじゃないかと思います。
それぞれの部署が何を見ているのか。
どこを目指しているのか。
脚を引っ張り合ったり、不正ばっかりするどっかの個人や組織やらなんやらに見習ってほしいですよねw
お前たちは、いったい何を見ているんだ!と。
第4に企業理念。
これは、今まで上げてきたことを実践できるかできないか、を決めるものでしょう。
どういう視点をもって、物事を見るのか。
自分のダメな部分をしっかりと認めることことができるか。
共喰いをおそれず、部署の壁にこだわらず、応援できるか。
これらの行動を決めるのが、この理念だと思います。
これは個人でもそうですよね。
いったいどういう理念、個人なら信念、ポリシーといったらいいでしょうか、で行動しているのか。
無意識の選択、ひとつひとつに、その信念に基づいていることを忘れてはいけないでしょう。
我々の貸し会議室運営のポリシーは何か。
それはまた、別の機会にw
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